設備メンテナンス

ダクトとは配管の一種で、空気やガスなど様々なものが通ります。一般的には空調ダクト、換気ダクト、排煙ダクトの3種類があり、それぞれの目的に合ったダクトが工場内に設置されています。
ルーフファンとは、主に工場や倉庫の屋根に設置される換気扇で、室内の空気の排出・排煙または室外の空気との入れ替え(換気)を行います。

清掃の必要性

  • 粉塵や油汚れの堆積により発火性が高くなり火災につながります。
  • 粉塵などを放置することでダクト内部の腐食が進む可能性があります。
  • 埃や塵などの堆積により衛生面において人体に悪影響を及ぼします。
  • ダンパーに油汚れなどが固着することで動作不良につながります。
  • 堆積した埃や粉塵が飛散することで商品に付着し不良品の発生につながります。

対象設備

  • 各ブースのダクト
  • 空調ダクト
  • 排気ダクト
  • 各種ファン

点検口の開口施工

点検口の開口施工も行っております。点検口を設けることにより、ダクト内部の粉塵堆積状況の把握が可能となり、清掃時期の判断材料になります。

ダクト内部の点検・検査

ダクトは汚れ具合や配管の長さ、径、屈折、使用頻度などによってメンテナンス時期が異なります。
弊社では定期的にダクト内部の状況を内視鏡カメラで確認・点検を行いメンテナンス時期をお知らせします。また、報告書の作成も致します。

集塵機とは、工場内の各工程の排気中の煤や粉塵などの粒子を気体から分離する装置です。
種類としては汚れた空気中に含まれる各種ダストの微粒子に電荷を与えて集塵極に引き寄せることで、ダストを捕集する『電気集塵機』。他にはフィルターに粒子を含む気流を通して濾過することで、ダストを捕集する『濾過式集塵機』などがあります。

清掃の必要性

  • フィルターが詰まってくることによりフィルターの圧力損失が増加し風量(吸引力)が低下します。
  • 粉塵の堆積により粉塵爆発につながる恐れがあります。
  • 空気中の粉塵滞留により作業環境が悪化します。

持ち帰り清掃(リユース)

集塵機の点検や各種フィルターの持ち帰り清掃(リユース)に積極的に取り組んでいます。

冷却塔(クーリングタワー)とは、水の蒸発を利用して循環水を冷却する空調設備です。

  • 形状は丸型と角型があります。
  • 構造・冷却方法は開放式と密閉式があります。

清掃の必要性

  • 藻やコケ、水垢などが充填材に付着すると熱交換率が悪くなります。
  • 藻やスケールの発生により、レジオネラ菌の温床となり感染症を引き起こす可能性があります。

工場には生産ラインや単体で様々な生産設備が設置されています。例えば、NC加工機、射出成型機等がありますが、当社ではあらゆる設備の清掃メンテナンスが可能です。

清掃の必要性

  • 埃等の落下による製品への混入
  • 埃等の落下による生産設備の故障
  • 設備が汚れていると異常を見落とし易くなる
  • 粉塵の飛散による人体への影響
  • 清潔な職場環境の維持

排水処理プラントとは、工場内などの水を使用目的に合わせた水質にすることや、周辺環境に影響を及ぼさない水質にして排出するために、各種処理を行うための設備です。

清掃の必要性

  • 環境汚染防止(基準値を超えた物質が場外へ流出)
  • 配管内に水垢や不純物の堆積による破損や漏洩
  • 衛生面(悪臭の発生)

対象設備

  • 各種排水槽(工業用排水ピット、シックナー、汚水槽、雑排水槽、雨水槽等)
  • 沈殿槽、沈砂槽
  •  
  • 油水分離槽

管内検査カメラによる調査

【調査】管内カメラで管内の汚れや詰まり具合を調査します。
【洗浄】高圧洗浄車で管内の径や汚れ状況に応じたノズルを選択。適正な圧力で洗浄します。
【報告】洗浄後、管内状況を確認し報告書を作成します。

塗装ブースとは、塗装を行うために仕切られた領域、室のことです。
塗装ブースに付属している排気機能や余剰塗料の回収機能によって、塗装面に埃を付着させないようにし、また塗料の飛散防止の役目もあります。

清掃の必要性

  • 塗装カスが循環ポンプに溜まると塗装不良の原因となります
  • 排気ファンに塗装カスが溜まることで排気不良が発生し人体へ影響を及ぼします

乾燥設備とは、様々な熱源を利用し、水分、溶剤、接着剤などあらゆるものの乾燥処理を行う装置です。

清掃の必要性

  • 炉内の錆、ヤニ汚れが製品に付着します
  • 乾燥炉内の埃、微粉が発火する可能性があります